昭和集団羞辱史:物売編(夜)
父を扶けて秘写真を売るうちに自らも被写体にされる少女と、志願して股間の一輪挿しを売る少女
御品書
昭和30年代/売春/エロ写真/花売娘/SM
昭和30年代。若年者への職業規制が無いに等しく、民事不介入を口実に司法の保護も望めなかった時代。さまざまな事情で身体を売る仕事を強いられた少女たちを描いていくオムニバスです。類似した「職業」を扱った中編2本で1冊にしていく予定です。
粗筋
秘写真:出稼ぎに出て消息不明となった父は、多額の借金を背負わされ、その返済のために夜の盛り場で非合法のエロ写真を売っていた。
若い娘のほうが客の財布も緩むからと、和江は父に懇願されて手伝うようになったのだが、それだけでは足りず、ついには被写体にされてしまう。
しかし、父はさらに悪事を重ねて。
父親をコンクリ詰めにされたいか、それともおまえが身体で償うかと、和江は元締に迫られるのだった。
花売娘:サセ子の汚名を着せられて、就職先も斡旋してもらえない華代は、売物が花束だけではないことを承知の上で、同郷の多恵が営む花屋に雇ってもらった。
しかし、ヤクザ間の縄張りの遣り取りで、花屋は敵対勢力の一家の物にされてしまう。花屋の土地建物を守ろうとする多恵は、同居させていた華代もろとも拉致されて――凄惨な拷問と凌●の幕が開く。
中編2本で本文9万6千文字/原稿用紙換算290枚です。
体験版では『秘写真』を最後までお読みいただけます。
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