神様の種産みの嫁
忘れさられた、神様の嫁選びという風習。
もはや、文献でそんなことがあった。という例が三例ほどあるだけだった。
そんな風習にいきなり指名された一人の娘。
家族、友人に心配されるも自分の意思で神様の待つ場所へと向かうのだった。
いざついてみると、神様は二柱おわす……。
一柱だと思っていた彼女は混乱するのだが、来てしまった以上、何も言えるわけもなく。
二柱と一人の生活は始まるのだった。
そこで神様より語られる、何故嫁をとったかという話。
嫁をとり、神様と交わることで豊穣の種を産む。
その種が人の暮らしに豊かさをもたらす、と。
それが神様より語られた彼女の嫁としての使命。
けれど、神様は二柱。
そうなると一柱ずつ……などということはなく、二柱と一人一緒に致すことに。
処女だというのに神様からの無理難題。
神様との交わりは中々困難な大きさだというのに、二穴、一穴二本…。
痛み、そんなものはなく交わった瞬間から耐えられない程の快楽。
果てに彼女ははじめての種を産み落とすのだった。
神様との生活は意外と穏やかなものだったのだが、そこに一柱の神が現れるのだった。
そこから、別の神との使命のための合意の交わり。
その交わりも使命なのだから仕方がないと、己で納得していた二柱だったが……。
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