ナノマシン被験体01:実験助手・奏美 report2
人間を内部から改造し、思うままに造り替えられる画期的なナノマシンを開発したマッドサイエンティストが、生体ロボット化した自分の実験助手を完全に堕とし、彼女の家族から切り離して正式な自分の所有物にしてしまう話。
文字数は約21,000文字。
「おやおや、今日はずいぶんと素敵な格好をしているね?」
「え、そうですか? ありがとうございます」
奏美は、いつもと何か違うかなと、少し不思議そうにしながらも、にっこりと微笑んでみせる。
「局所がくっきりと浮き出て見えるよ。なぜ、下着をつけてこなかったんだね?」
「なぜって……」
奏美は困惑したように、小さく首を傾げた。
「……別に、つける必要がないと思ったからです。だって、服があるから、外から直接見えるわけでもないし……」
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「君はもう、指一本さえ私の許可なしでは動かせん。逆に、私が指示を送りさえすれば、自害でも殺●でも、どんなことでもするのだよ」
「は、はい……!」
奏美の顔に、はっきりとした喜悦の色が浮かぶ。
「嬉しいです……。そんなふうになれるなんて……。もっと、もっとお願いします……。なんでも言うことを聞きますから……!」
彼女は昂奮に息を荒くして、そう懇願した。
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「お父さん、お母さん……。私のこと、好きよね? 私の夢、応援してくれるよね?」
ぼんやりとした目つきのまま、両親がこくりと首を振る。
「じゃあ、一緒に先生のものになろうね」
優しく微笑むと、奏美はスイッチを押し込んだ。
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