悪癖な日々

「ねぇ、貴方はわたしたちを助けに来てくれた解放軍の人です? それとも神より遣わされた救世主様ですか?」 青年と思わしき君はギラギラと蒼い宝石のように輝く魔眼を開眼 させながら、薄っすらと白い歯をみせ、満面の笑みをこぼすばか りで少女の無垢な質問には一切答えなかった。 ただ、少女らに「何者にも束縛されない」自由への活路にして、 一筋の道を照らしてくれた。 「こんな不毛な質問は愚問でしたね。 此処に来てくださって本当にありがとうございます。 いくら感謝しても足りません」 ________________________ 魔法の理解とともに誰にでも扱えるようになって久しい今日。 魔法が生きとし生けるものに豊かさと幸せを平等に誰もが享 受できるようになった時代のお話。 前半は性産業や見世物小屋で従事する女性の暮らし向きを 筆者(記者や学者)目線で描き、 後半はイラスト&テキストのストーリー形式 の魔法と愛の物語。 「とある国内で拉致された少女たちの開放&自由を求める声に 奮起した青年が自治区を実効支配下に置くテロ集団と奴○商人 らになんの後ろ盾もなく果敢に単身(ガイドのおじさんと二人 三脚)戦う」ハートフルファンタジー。 合言葉は愛と自由です! 緋と血の魔法使いたちの第二弾 基本20枚+表紙 モノクロ15枚 文字・背景・男性有無・ 加工差分84枚 テキストのみ4枚 総数123枚 JPG+PDF同梱。