優しいお姉さんも他の男のモノ
全50ページ
その日は大雨だった。
姉ちゃんが家に帰ってこなくなって、雨の中を走り回った。
僕が軽率にあんなことをしたから、僕の目の前から大好きだった姉はいなくなってしまった。
絶望した僕は、このまま家に帰れなくてもいいと思った。
そんな僕に話しかけてきたのは、一人の女性だった。
「大丈夫・・・? 傘も差さないでどうしたの?」
優しく微笑むその表情は、あまりにも姉に似ていて・・・
僕空いた穴を埋めるように彼女を求めた。
そして、優しい彼女は僕を受け入れてくれた。
やっと、人の温もりに触れられたような気がした。
だけどそんな彼女にはもう既に彼氏がいて・・・
あなたへのオススメ